ソレコンソレノイドコンテスト
第8回(2021年)
投稿者 tettou771さん
スパコーンは、ゴム鉄砲で遊ぶために作ったマトをふっとばす装置です。
フタの上にマトを乗せてスイッチを押すと準備完了。輪ゴムが当たった瞬間に発動して、上に乗せた的をスパコーンっと軽快にふっとばします
。
ピエゾセンサーで天板の揺れを検知した瞬間に、ソレノイドが天板をひっくり返します。
あえてシンプルに作ったので、ゴム鉄砲以外にも(たとえばビー玉が転がして、当たったときに弾かれるなど)応用できます。むしろ、その余
白で色んな遊びを発明してもらうことが裏テーマとなっています。
こちらに紹介記事を載せているので、よろしければご覧ください。
https://protopedia.net/prototype/2084
ソレノイドの一般的な使い方は、「大きな力が必要」なときは「大きなソレノイドをつかう」というのが基本。しかしスパコーンでは、「小さなソレノイド」でどれだけ「大きな力」を出せるかというところがメッチャおもしろい。コンデンサーで一気に放電、動きの軸の工夫、送電量の制御など、いろんなしくみを組合わせることで、小型の装置ですがなんと段ボールを持ち上げるぐらいのパワーを出すことができています。さらにさらに、それを遊び心のあるエンターテインメントとしてまとめ、おもしろ動画もつくり上げています。まさに、「発想力」「技術力」「プレゼン力」がすべて備わった完成度でした。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 株式会社ミズコムさん
上水道の多くは地下に埋設されています。
この上水道の漏水を発見する調査を
”漏水調査”といい、
弊社はこの業務を行っています。
漏水調査では調査員の聴力により漏水を発見しています。
また、地下にある上水道の埋設位置を
探知する調査を”管路探査”といいます。
管路探査では止水栓やメータ付近の金属部を
ハンマーなどで軽くたたき、衝撃音を発生させて、水道管に伝搬する衝撃音を機器により増幅し聴覚により補足し、管路位置を探知します。
今まではハンマーでたたいて発生させた衝撃音を今回はソレノイドで発生させています。
水道管の亀裂を調べるため「打音検査」という非常にリアルな仕事を、ソレノイドが補助するという現場ならではの使い方でした。野外で使うためには、強度や防水などの工夫が必要ですが、それらもすべてクリア。打音検査は、職人的な技術を持っている人がいなくなれば、消えてしまいますが、それをソレノイドのような技術を使うことで伝えていけるんだな、思いました。
明和電機社長
土佐信道氏
『USB and RF Bomber』~とびだすおじさんの箱~
投稿者 しろいとり子さん
おじさんが飛んだり飛ばなかったりするおもちゃを作りました。
USBポートに差し込んで遊ぶ方法と、RFカードをかざして遊ぶ方法の2とおりの遊び方ができるようにしました。
筐体は3Dプリンターで作りました。初めて自分で設計をしてみました。3Dプリントも設定やフィラメントを変えながら試行錯誤して何度も
出力しました。
私は電子工作初心者のため配線をどうつないでいいかわからず、動画で一緒に遊んでいる中学生の息子のほうが電子工作できるので教えてもら
いながら作りました。
ソレノイドは福袋に入っていたCB12500080を使用しました。マルチコントローラーAも使用しています。
普及しているICリーダーというデジタル技術とソレノイドを結び付けて、面白いゲームを作っています!作者は電子工作が初心者のお母さんで、中学生の息子さんに教わりながら作ったそうです。ここまでできるんですねえ~。今回のカードはシンプルな画像ですが、カードゲームと結びつくと、より面白い世界になるのかもしれません。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 三次元大介さん
三次元大介です。
ついに来ました第8回ソレコン!
やっとこれをお披露目できてうれしいです。
以下、動画の補足です。
【作品について】
●赤外線方式により、弾レスでしかも遅延を感じさせません。
●ただ缶を飛ばすだけでもスカッとしますが、ゲーム性を持たせるために早撃ち機能を搭載しました。
●エアガンのコッキングによる”撃った感”を残すためシリンダーに全てが収まるように設計しています。
●リモコンで設定できるため、一人でも簡単に遊べます。
●距離は撮影環境で5m程度離れても問題ありませんでした。
●電池については通常の赤外線リモコン相当持ち、長寿命です。
【動画について】
●序盤のPCに映っている動画は
以前バズったものです。
『Gun Can Dance』
この時はまだプロトタイプでした。
●最後に三次元大介が立ち去る時にFLと表示されているのは失敗ではありません。
ルパンファンの方ならお分かりですね!
そう、これは L=ルパン F=不二子 を表しています。そして銃=次元 で昔ながらのルパン一味が揃った演出です。
え?五エ門がほしい?
じゃあ手前の缶は
石缶ゎ五エ門ってことで…(苦しい
シンプルなゲーム性と、ソレノイドの動きの瞬発力をくっつけることに成功した作品。光線銃の信号でソレノイドを動かすことで、シンプルですがみんなが遊べる玩具(ガン具?)になっています。ピストルが2つ3つと増やせていけば友達と早打ちゲームもできるし、なかなか応用範囲も広い。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 necobitさん
5Vソレノイド4個を使ってロボット(Catbot)をMIDIを利用して動かし、太鼓を演奏しました。音は実際にCatbotが叩いた音です。ただ演奏するだけでは面白くないので、ソレノイドの動きだけでいかにCatbotにいきいきとしたかわいい動きをさせるかと、太鼓の皮をしっかり鳴らすことに注力しました。
ソレノイドのメカニックなおもしろさと音楽をみごとに合体!小さなキャラクターがソレノイドで動いていますが、よくみると、首や全体の動きに躍動感を持たせるための細かな仕組みが入っており、単調になりがちな動きを面白く見せています。そして映像も独特です。何やら、”盆踊り”が持ってる「あの世感」の雰囲気があって、見てると幽体離脱しそうでした。
明和電機社長
土佐信道氏
※あまりにバカバカしく役に立たないもの
投稿者 佐藤ペン太さん
リモート会議では映像や通信環境の要因により、相手の反応が薄いように感じる、相手との目線が合いづらい、反応が遅れるなど、
対面に比べてコミュニケーションが取りづらい。
実際リモートで会話をする際は声を大きくはっきりと話す、
リアクションを大きく取るなどの配慮が必要だと言われている。
リモートならではの代替手段としてリアクション機能などの方法があるが画面上での感情表現には限界がある。
そこで、自分のジェスチャーを代わりにノートPCが行えば感情をより直接的に伝えることができると考えた。
タカハのロングストロークソレノイドを用いてノートPCの画面を動かすPCスタンドのような形で装置を製作した。
その画面を折る動きからこの装置をBendows(Bend + Windows)と名付けた。
ノートパソコンのモニターをソレノイドでがくんがくん動かすという、PCメーカーが見たら悲鳴をあげるような惨状。しかしそれにより、ZOOM配信などの映像に一気に躍動感がプラス。まさにコロナ渦の単調な遠隔コミュニケーションを一発解決。これは目からうろこの発想でした。「ソレノイドによるダイナミック・モーション・システム」としてすぐに特許申請したほうがいい。
明和電機社長
土佐信道氏
※あまりにバカバカしく役に立たないもの
投稿者 ZAWA WORKSさん
「勉強しなさい」「将来を考えろ」「友達できたの?」日常はうるさい言葉だらけ。「Kick-Oh-Enai」はそんなあなたの耳を塞いでくれます!これを身につければどんなうるさい言葉も通用しません!
とにかく、ムカつく映像です。笑 ここまで人をイライラさせる動画を作れる作者の才能に拍手。たしかに「Kick-Oh-Enai」が説明しているように、SNSの時代は沢山の情報が飛び込んでくるので、耳と目をふさいで情報の断捨離をする装置が必要です。これはビジネスチャンスかもしれません。
明和電機社長
土佐信道氏